例会案内/例会感想

かんくう支部令和4年8月例会感想

2022/09/18

宮城県千賀ノ浦支部 (有)エスエスプランニング 沼田真一氏

8月例会案内
  • 報告者紹介
  • 報告の概要説明
  • 例会での学び
  • 大阪同友会かんくう支部について

報告者紹介

同友会かんくう支部2022年8月例会の報告者は大阪から遠く離れた宮城同友会の千賀の浦支部で支部長をされている有限会社エス・エス・プランニング代表取締役沼田真一さんでした。沼田さんは宮城県レンタルビデオやゲームショップのゲオのフランチャイズ経営やネットショップ経営などを多角的に行う企業の2代目後継者として代表をされています。

報告の概要

 会社に入社した当初は経営にあまり興味がなく、目の前の仕事をこなす毎日を過ごしていました。事業承継をした後も経営者の仕事って何だろう?漠然とした不安はあるものの何をしていいか分からない日々が続きます。

そんな沼田さんに転機が訪れたのは事業承継を終えた後に訪れた2011年3月11日東日本大震災でした。地震の影響で周りがボロボロになる中、自主的に店を守ってくれる従業員の姿や店を再開した時に娯楽が途絶えていた近隣のお客様から「再開してくれてありがとう」という声を聴くことで、これからの会社をどうすればいいのか真剣に向き合う気持ちが産まれていきます。

また以前から面識のあった同友会の会員企業の方からの支援などもあり、徐々に同友会の例会に顔を見せるようになっていきます。

例会報告での学び

 経営指針を創る会への参加をきっかけに自社の経営理念や「本当のお客様」は誰なのか、経営に対して真剣に向き合っていくことになります。当初、経営指針をみんなで創ろう!と呼びかけても従業員からはポカンとして反応。それでも少しずつ実践を重ねる中で、「人を活かす経営」を実践していきます。今ではお店それぞれの特色を活かしたアイディアが社員やアルバイトの方からの発想で運営がされるようになってきています。地域の方々に愛される店づくりに向けて社員の力を合わせて前に進んでおられます。最初は経営者の自覚について、右も左も分からない中でのスタートでしたが、実践を重ねる中で経営者として社業に向き合っていくこと、その熱が社員を動かし、さらには地域の中での自社がどうあるべきかを考えられるようになった沼田さん。いずれも行動を続ける中で見える景色が変わってきました。沼田さんの報告からは理論や知識を学ぶだけでなく、実践を伴ってこそ会社も人も動かせるのだと気づかせてくれました。

大阪同友会かんくう支部について

今回の合同例会は同じく宮城同友会所属かつ岸和田に営業所があり、かんくう支部にも所属している有限会社佐貞商店 佐藤さんの尽力もあり、大阪と宮城県を繋ぐ例会報告を開催することが出来ました。また遠隔地同士を繋ぐため、今回はZOOMでのリモート開催となりました。

かんくう支部は大阪南部の堺市以南和泉市から岬町までの泉州・泉南地区の中小企業の経営者が集まって月に一度の経営体験報告を例会として開催をしています。製造業からWEB関連業、飲食店経営など幅広い会員が切磋琢磨しながら良い会社、良い経営者を目指して学び合っています。

ご興味のある方はぜひ例会にゲスト参加からお尋ねください!真剣に学ぶ人をいつでも歓迎いたします(^^)

投稿者名
(株)高洋商会 山川