2021年11月から始まったさかい浜支部の小グループ活動「数字を生かす経営2021」の第6回目が2022年5月26日(水)に行われました。
数字を生かす経営2021自体は残りわずかですが、数字を経営に生かすための内容としては、実は今回からが本番です。
管理会計の第1回目として、CVP分析について皆で学びました。
管理会計とは、財務会計と対になっているものだと言えます。
ステークホルダーに開示することを目的とした財務会計は、会計基準や法律に則って行われます。
それに対して課管理会計とは、経営上の意思決定のために行う会計で、経営の戦略的な意思決定から、営業担当者1人1人の予算の決定に至るまで幅広く活用することが可能です。
CVP分析とは、損益分岐点売上高(利益が0になる売上高)を計算する方法です。
計算自体は非常に簡単ですが、分析としては様々な応用が利いて非常に有用なものです。
CVP分析を行うためには費用を変動費と固定費に分けなければいけません。
一般的な損益計算書では変動費・固定費は分かりませんので、売上原価、販売費及び一般管理費から科目をそれぞれ変動費と固定費に分ける必要があります。
業種を問わずに変動費、あるいは固定費として考えることが妥当なものが大半ですが、業種によってはこれは変動費なのか?固定費なのか?といったことがあるため、「○○費はどっち?」という質問がたくさん出ました。
初めて触れる知識に戸惑いながらも、「これは部門別で計算した方がいいのでは?」なんて鋭い質問が出るのは、さすがだなと思います。
次回は、いよいよ大詰めとなる、セールスミックスについて皆で学びます。