岸和田市に本社がある社員数30名の会社で、産業用機械に使われる歯車製作を生業とされています。
今回報告者の祖父が機械部品の歯車加工を主な仕事として創業し、平成30年に3代目として代表者を承継し、 「私たちは、互いを思いやりみんなの力で動く活気ある企業を目指します。私たちは歯車を通して確かな技術力で生活を豊かにします」の経営理念を掲げ、社員みんなと一緒に歯車の製造と社内の風土づくりに勤しんでいる企業です。
伊藤さんの例会報告は実は初めて聞きました。活躍はいろいろな場面でお聞きしていたのですが、とても楽しみにしていました。
会社に入られてからしばらくの部分は、3代目さん(後継者)にはわりと皆さんが共感できるようなお話で伊藤さんも古参の社員さんとはいろいろな葛藤があったのだなと聞いていました。
心筋梗塞で倒れた社員さんのことをお話し始めたあたりから自分だったらどうするだろう・・・と他人ごとではなく自分事に置き換えながら前のめりになっていました。
経営者は自分に自信もあり、自信をもたなくてはできない役割でもあるので仕方のないことかもしれませんが、経営の数字で調子が良いと、自分もできているような錯覚を起こすものだと思います。
どんな時も細部まで社員への配慮を忘れないようにしないと振り返ったら誰もついてきてなかったってこともありえるのです。伊藤さんもきっと打ちのめされたような気もちになったことも何度もあったのでしょう。私もそんな時こそ同友会の仲間に相談し応援してもらい、ダメなところも指摘してもらって反省して、そんな繰り返しです。
会歴を重ねた会員さんにとっては、自分もそんなこと、いっぱい経験したなとか、会歴の浅い会員さんにはいろいろあっても元気に経営者として頑張り、同友会でもリーダーとして前を走っている先輩をすごいなと感じてもらえた例会になったと思います。聴き応えのある例会でまた頑張ろうと気持ちを新たにできました。
まとめ
伊藤さんも代表者承継時は、取締役である叔父との関係や社員との意思疎通等の問題や経営状況など色々な悩みの中、同友会に出会うことで刺激を受け、多くのものを受け入れ、変化が出てきた企業ではないでしょうか。
同友会では多くの経営者から失敗談や経験談を聞くことが出来、また、自身の悩みを打ち明けることでアドバイス等を得られる貴重な場です。
孤独になることが多い経営者にとっては同じような境遇の中での実践経験や乗り越えた話を共有できるのはありがたい場ではないでしょうか。
同友会かんくう支部では経営を共に学ぶ新たな仲間を募集しています。経営理念の作成から経営戦略、従業員とともに成長する企業にするには、経営者には様々な課題が山積しています。
一人で悩まず、少しでも興味がありましたら、まずはお気軽にゲスト参加からお越しください!いつでもお待ちしております。
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2023/02/20