【テーマ】溢れる想いと明確なビジョンが未来を作る
~私たちの手で地域を変えていく~
【報告者】檜尾めぐみ氏 NPO法人発達障害サポートセンターピュア 理事長
檜尾さんの想いとビジョンを聞いて胸が高鳴っていくのを感じました。
それは【繋ぐ・繋がる・繋がり合う】です。檜尾さんの報告を聞いてこのスローガンが本当に檜尾さんらしいなと改めて感じました。
今回の報告をこの3つにまとめさせていただきたいと思います。
まず一つ目は…
【繋ぐ】です。
檜尾さんは障害を持って生まれた息子さんの将来を悲観して一緒に最後を迎えようと考えてしまいます。
本当に息子さんを愛していたからこそずっと悩んでいたのだと思います。そこには母親としての深い愛がありました。 命を繋ぐという人間の本能に従いながらも葛藤していく中で1冊の本と出会います。
そこで見つけた命を繋ぐ希望の光に向かって行動を起こしました。3年もの月日を要しましたがそこで出会った確かな希望の光を自分だけではなく同じ悩みを持つたくさんの方と繋ぐということを檜尾さんは始めたのだと思います。
二つ目は…
【繋がる】ということです。
繋ぐを始めたからこそたくさんの方と繋がり、会社を立ち上げます。
でも人がたくさん集まればたくさんの考え方が生まれ繋がることの大変さを感じ始めます。
そんな時、自社に入社したいと言ってくれた学生さんと繋がったことでそれまでは息子を守る覚悟から事業であるピュアを継続し社員を守る覚悟が生まれたのだと思います。そしてやはりなんといってもこの同友会と繋がったことではないでしょうか。同友会と繋がったことで世の中は自分の事業だけではない、自分だけが理想を掲げて行動しているのではない、同じように理想を掲げて行動している人たちが間違いなくいるということを実感します。
そうやって諦めることなくずっと繋がるを実践してこられたのだと思います。
3つ目は…
【繋がり合う】ということです。
指針セミナーを受講し、社員と共に理念を作り、壮大なビジョンを掲げます。
そこには【私たちは発達障害の方々と地域がつながり合う社会を実現します】と謳われています。
その理念と社員みんなで意見を出し合って創った10年ビジョンに向かって次は地域とつながりを持ち始めます。しかしここで思いもよらないバッシングに遭ってしまいます。そんな時に励ましてくれたのが同友会の仲間でした。檜尾さんの想いを知っている仲間が檜尾さんの背中を押してくれます。仲間として繋がり合った瞬間なのかもしれません。その力が地域を動かし始めます。檜尾さんの想いを自治会長さんが受け取って災害が起こってもピュアは私たちを受け入れてくれるだろうと繋がり合うことを受け入れてもらえます。それは地域の主体者となって自らが声を上げるという同友会理念の【国民や地域と共に歩む中小企業】を体現されていると思います。
一人の力では何もできないけれど多くの仲間や多くの賛同者と共に地域や未来は変えられるという事です。
同友会のある大先輩に言われた言葉を思い出します。
われわれは命という大きな流れの中を生きているのかもしれません。
私たちは自分の命が尽きたとしてもそれをしっかりと次の命に繋いでいく。 そうやって未来永劫誰もが安心して生きる,自分らしく生きる、そしてみんなで協力しあって暮らしていけるそういう世の中にしていくという理想をもち行動していく責任があるのではないかと感じました。
それが今私たちがしている経営の本質なのではないかと思います。
檜尾さんの報告を聞いてピュアのビジョンに触れてホントに気が大きくなっている自分がいます。
でもそれがワクワクするビジョンの持つ力だと改めて感じました。
みんなを巻き込みそして繋がり合う力です。
経営者として自分にできることは一体なんでしょうか。できることから始めてみませんか?
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