例会案内/例会感想

かんくう支部1月例会感想

2022/02/18 かんくう支部

みんなの心を燃やせ!経営姿勢から始まる改革の火種

覚悟が決まった経営理念

かんくう支部2022年1月例会の報告者は株式会社高洋商会山川耕平氏

感想

 今回例会報告をしました株式会社高洋商会の山川です。感想をこちらに投稿させていただきます。当社は大阪府岸和田市にてコンクリート型枠・支保工の企画から製作・販売を行う会社です。曲面やアール形状の特殊型枠製作に強みを持ち、特に木工場と鉄工場の両方を持ち、型枠製作を一貫対応出来るというところが特色です。

 今回の報告では後継者や跡継ぎ経営者として入社した方や若手経営者、青年経営者の方でも、中々自分の方向性が定まらない方に共感や勇気が少しでも出るような内容になればと思い、報告に臨みました。

 社会人になって当初は今とは全然違う業界への就職でしたが、父からの誘いを受けて高洋商会に入社をしました。入社したばかりの時を思い返すと最初は社内でのあいさつの習慣がなく、社員の高齢化がすすみ、採用しても定着率が低いことが課題でしたが、一つひとつの課題に向き合い、社員と話し合って、未来のある会社にするにはどうすればいいのか。その想いで日々を過ごす中で、少しずつ社員の数も増え、今も課題を抱えながら一歩ずつ前に進んでいる状況です。

 そんな中、経営理念はこれからの会社方針を決めたり、社員との関係性、お客様や地域にどうやって関わっていくのか、自分たちの姿勢を決める軸として、とても大切な役割を持っています。もちろんまだまだ完璧ではありませんし、試行錯誤の連続で、日々勉強の毎日です。それでも経営理念が出来る前とその後では話す言葉の力や迷いはグッと少なくなったように思います。

 会社の持続・発展にはブレない軸としての経営理念やそれに基づく長期ビジョンや経営方針が必要だということが同友会を通じて深く学ぶことが出来ました。また会員同士の学びや経営の勉強をする中で、この年になって初めてと言っても良いくらいの経営者「仲間」が出来ました。会社を良くしたい!従業員さんに幸せになってもらいたい。文字で書くとなんだか恥ずかしいですが、純粋にそう思う人たちと切磋琢磨できる環境が、今の私の力になっています。

 今回のテーマでお話した「火種」の意味について少し触れます。ここに出てくる「火種」は会社を良くしたいという気持ち、関わった方が良い方向に行ってほしい、そのためにどうしたらいいのか、そんな心に燃える希望のようなものを火種と定義しています。改善活動や経営について無我夢中で進む中でたくさんの方に支えられていることにも気づいてきました。私自身も誰かにもらった「火種」があることにも気づきます。この「火種」をまわりに少しずつ広げていくことが経営の大きな目的の一つではないかと今では考えています。

 今回の報告では、人生を充実して生きたいという想いの「火種」を、同友会の経営者さんや高洋商会に関わる社員、お客様、取引先と心の火種を一緒に灯していけるように、改めて決心が深まるような、そんな例会報告になったように思います。これからも必死に頭を振り絞って頑張っていきたいなと思います。かんくう支部の皆さん、貴重な機会をありがとうございました。

討論テーマは「火種の起こし方」各テーブルから「火種」というワードが飛び交うのは新鮮でした(^^;
投稿者名
山川