例会案内/例会感想

河南・かんくう支部合同 10月例会

2022/10/31 かんくう支部河南支部

「愛される企業創り ~巻き込み力の源は?」 報告者:株式会社健幸プラス 大濵 育恵氏

はじめに

冒頭あいさつ

 かんくう支部の10月例会は、かんくう支部伊藤支部長に月例会のご挨拶から始まりました。今回の月例会は河南支部との合同開催となりました。また、報告者の大濵 育恵(おおはま いくえ)さんは京都同友会で、3つの支部の進め方をすり合わせながらの準備となりました。合同例会は、各支部にて作業分担しながら進めていくため、準備の手間暇は分担できますが、支部とは違う進め方もあり、個人的には学びの多い例会になったと感じております。また、進め方に差はあれど、今回の月例会を成功させようとの想いを1つに準備を進め、当日を迎えていました。今月の例会も皆さんにとって少しでも学びや気づきのある月例会になれば幸いです。

報告者紹介

報告者の大濵さん

 報告者は、株式会社健幸プラス大濵さんです。社名を健康ではなく健”幸”を含めたのは、健康はもちろん、みんなに幸せになって欲しいとの想いが込められているそうです。大濵さんの会社は、京都市伏見区向島にあります、もともとは病院の配食事業を営んでいたそうですが、大濵さんが経営を担われてからは、仕出し弁当や、健康CAFÉ BALを展開し、さらには、介護保険事業メディカルサービス事業への展開を進められました。地域の人たちを中心に、多くの人の”健幸”を支えるべく日々成長している会社です。会社の成長からも伺えますが、報告者の大濵さんは非常に愛情と情熱に溢れている方で、従業員の方からは良い点も悪い点はポジティブな事と言われる程だそうです。実際にお会いしても、まさにその通りと感じるほど、その言動にエネルギーがみなぎっています。しかし、その裏側には、初産直後のガン発覚や、社長就任直後の当時の従業員の方々からの厳しい追及により出社拒否に陥るなど、現在の印象からは想像もつかないほどの体験をされています。過去の体験から人との繋がりを大事にしながら、事業を営んでこられたことが、今回の報告に繋がったと感じました。

報告感想

 冒頭「企業は愛されていますか?」の問い掛けから報告は始まりました。報告のテーマにある巻き込み力の源は、この“愛”というキーワードに凝縮されていたと思います。 現在に至るまでのきっかけの1つはお住いの向島のことを何も知らない自分に気付いたこと。またご自身の体験もあって、“繋がり“の大切さに気付かれたとありました。この言葉は非常に重い言葉だと感じました。経営者として歩み始めて間もなく、当時の従業員の方々との軋轢が生じ、組織的に孤立しかけた時も、1つ1つの繋がりを大事にされてこられたからこそ、今に繋がっているのではないかと思います。また、従業員、地元の方々との繋がりを大事にしてきた結果、”愛”という言葉が自然と出てくるようになったのだと感じました。

 大濵さんは従業員はじめ周りの方々を本気で愛していて、周りの方々の幸せのため行動していかれます。初めは周りの理解が得られなかったようですが、その純粋な愛が理解されていくに従い、周りが巻き込まれていき、今では従業員のみならず地域を巻き込む活動まで広がっているそうです。報告で挙げられていた巻き込み力の3つの要素「理解と納得」、「本気で楽しむ」、「わくわくビジョン」を先頭に立つ大濵さんが実践されていたことが伺えました。

グループ討論

グループ討論のテーマは、「あなたに愛はありますか?」でした。大濵さんの報告の後だけに皆さん真剣な面持ちで討論されていました。また、今回の月例会では10名を超えるゲストの方に参加頂き、一緒に議論することが出来ました。報告会、グループ討論を通じて同友会の魅力をお伝え出来たのではないかと思います。

最後に

最後は、今回の座長である海南支部 岡本さんにまとめを行って頂きました。今回の感想では内容を十分お伝え出来ませんでしたが、岡本さんは見事に報告内容をまとめ、参加頂いた方に今回の月例会を振り返って頂けたと思います。

 

向島のご紹介動画

 大濵さんがリハーサル時に向島の紹介のため、皆さんにご紹介したかった動画がありました。残念ながら今回の月例会では時間の関係で割愛となってしまいましたが、向島にご興味を持って頂ければと思い、紹介するはずだった動画を掲載いたします。

投稿者名
かんくう支部例会委員 北川