例会案内/例会感想

かんくう支部・河南支部10月合同例会

2022/11/01

「愛される企業創り ~巻き込み力の源は?」 報告者:株式会社健幸プラス 大濵 育恵氏

こんにちは、河南支部(社福)ふたかみ福祉会の石本悦二です。河南・かんくう支部10月合同例会の感想を述べさせていただきます。

 合同例会報告者は、京都で活躍されている㈱健幸プラス 代表取締役 大濵育恵さんです。

看護師保健師の資格を持つ大濵さんは、結婚を機に専業主婦となり、そして、神奈川県から京都市に転居されます。専業主婦から10年後に廃業を考えていた配食事業を引き継ぎ、㈱健幸プラスを設立し、2年後には、訪問看護事業も立ち上げます。しかし、起業後からすぐに労使間のトラブルが続きます。社員とのミーティングでは、社員の不満を聴くこととなり、社長の出勤拒否と信頼関係は築けない中、起業時の社員は全員退職となってしまいました。

「会社に問題がある時こそ、同友会があるんだよ」

そうした中、同友会とつながりがあり参加することに。同友会での学びや様々な経験交流などを通して、今まで社員への向き合が十分ではかったことに気づきます。そこから、社員の話を聴くこと、感謝の気持ちを丁寧に伝えるようにしてきました。

「理解と納得とは、腑に落ちること」

私たちの住む地域のこと、「高齢化がすすんでいる」「私たちが高齢者になった時に、どんな世の中になってほしいだろう」「ここで仕事をし続けるには、・・・地域に人がいないと成り立たない」「住みたいと思えるまち」「利用したいと思えるサービス」と社長が考えていること、思っていることを語ると、社員からも「もっと、(社長の)思いを聞きたいし、私たちも聞いてほしい」という関係になってきました。そして、地域から頼られる会社へ進んでいきます。

「つながる力」が我が社の「価値」

2018年6月18日大阪北部地震が起こりました。その時、社内の安否確認そして、利用者の安否確認、必要な支援の体制をつくることができ、「いつものサービスがいざという時に地域の役立に立った」と感じました。

「経営者としての責任と覚悟」

新型コロナウィルスの感染が広がる中、看護師をはじめ陽性者となっていく人たちに、経営者としての責任と覚悟求められます。「社員と会社を守る」ということで、陽性になられた社員とは、毎日連絡を取り合い励ましそして、訪問看護の体制が厳しい中、社長自らも現場に赴き看護をされてきました。

今も、感染が広がらないよう対応をとりつつ、「集まれないけど、つながる思い」を意識して進めてきています。

地域と会社を成長させる「わくわくビジョン」

笑顔ある暮らしづくりをミッションとして、互いを思いやるペイフォワードな世の中をつくるビジョンは、実践塾と同友会理念で、活動と運動を通しての学び、経営者が学びに来る外部研修に社員と参加し、ズレの見える化、そしてずれを合わせていく取り組みを進めています。

「愛はありますか」

そこに「愛」はあるんか?と問われているグループでの意見交換となりましたが、人と人とのつながり、会社、地域とのつながりも愛があって関係が築け、広がっていくのだと感じました。そして、本気で楽しむ。まさに、河南支部の方針「本気で楽しめ!!同友会」をしっかりと感じた例会でした。

また、その後の懇親会でも、多くの人とつながることが来たことは、これからの財産としてさらに生かしていきたいです。

ありがとうございました。

投稿者名
河南支部 石本悦二