例会案内/例会感想

河南支部 3月例会感想

2022/04/12 河南支部

河南支部3月例会は、河南支部所属のELTEC株式会社 代表取締役 宮内 暁雄さんに「試行錯誤してこその、経営指針~指針書に沿っていてもなかなか上手くいかない。自社のペースが大事~」というテーマで報告をしていただきました。

宮内さんが起業を決めたのは前職の会社の社長から「独立しないか?」と提案があったことがきっかけでした。独立の話をいただき宮内さんは自分の力を試したい!会社は大きくしたい!という思いから決断されました。前職からのパートナーと2人で独立し、前職の社長から様々な支援して頂きながら経営がスタートします。

しかし、経営については何も知らなかった宮内さん。同友会に入会して経営理念や経営計画書とういう言葉を初めて耳にされました。何が経営の悩みかすら、分からなかった状態で同友会の経営指針セミナーを受講されます。そこで気づかれたのは、今まで一緒に付いて来てくれたパートナーへの感謝の気持ちを持てていなかった事、そして夢の実現のための計画性が欠けていたことでした。そこからは感謝の気持ちを持ち、指針セミナーの同期の仲間たちと共に切磋琢磨しながら、学びを実践し会社を発展させていかれました。

社員さんをどんどん雇用して、業績も好調で売り上げはなんと5年で約6倍までに急成長。しかし、一方では社員さんの離職が続出。そういった状態の中での、今回のこの報告を通してもう一度、自分自身に向き合われました。社員さんとのコミュニケーションを取っていなかった事、社員さんもSOSを出していたのに目を背けていた。本音のところではコミュニケーションを取るのが面倒くさかった。しかし、これからは社員さんとしっかりと向き合い、理念・ビジョンを共有して社員さんと一緒にワクワクできる会社にしたい!と改めて決意表明されていました。

 本音を赤裸々に語り、変わろうとしている宮内さんの姿を垣間見た今回の報告はとても学びと刺激を貰いました。そして今回の報告を聞いて感じた事は、やはり会社というものは人で成り立っていて、人と人との関りを疎かにしてはいけない、社員さんとしっかりとコミュニケーションをとって行くことはとても大事だと感じました。急成長の裏側にはどうしも歪みが付き物だと思います。それを如何にサポートできるかが経営者の仕事だということと、経営は人間という土台の上に数字(業績)があるのもだと経営者はしっかりと認識しておかなければならないと改めて考えさせて頂きました。

宮内さんはとてもパワーのある経営者ですので、10年後売上20億円、社員数50人という大きな目標も立てておられますが本当に実現されると思います。これからもパートナーの方をはじめ、社員さんとしっかりと関係性を築きビジョン達成に向かって頑張ってく頂きたいと思います!これからのELTECの進化を楽しみにしています。

投稿者名
河南支部 高田 昌佐己