同友会かんくう支部2022年9月例会の報告者は株式会社マドック執行役員の瀧本教正さんでした。瀧本さんは主に地域活性化を目的に助成金活用事業計画作りなどを通してご活躍されている経営コンサルタントです。
今回は勉強例会ということで、「プレスリリースの書き方」についてご報告していただきました。
プレスリリースとは新商品の発売や新サービス、新規事業の開始、あるいは経営・人事などの企業情報を、ニュース素材としてメディアの記者が利用しやすいように、文書や資料にまとめたものです。もしそのプレスリリースが取り上げられた場合、大きな宣伝効果が期待でき且つ、誰でもプレスリリースを打つことが出来るとのこと。
しかしながらメディアの記者というのは非常に多忙であり凡庸な内容では、彼らの目に留まることはありません。
よって、「売り込みたい内容を端的にまとめ、かつ記者に興味を抱かせるようなものに仕上げるにはどうしたら良いのか」について、瀧本さんが実際に手掛けてきた事例を交えながら、ご報告いただきました。
その後のグループワークでは、株式会社はまでん様の太陽光発電に関するプレスリリースを各グループで作成し発表しました。
今回の報告を通して、
・物事を色々な角度から見る必要の大切さ
・商品にストーリ性を付けることの大切さ
を学びました。
どこにでも売っていて凡庸なイメージのおろし金が見方を変えたことにより味に変化を起こせる由緒あるおろし金が生まれミシュラン星店で採用が相次いだこと、コロナ禍を逆手に取りプリンを送り合うことで縁結びとなるというストーリを付けてどこにでも売っているプリンをヒットさせたこと。
このような事例を目の当たりにすると、この世の中に売れないものなんて無くて、足元に転がっている石ころでさえ売れるような気がしました。
報告後のグループワークでも各グループで色々な意見が飛び出し皆楽しみながら独創性あふれたプレスリリースが出来上がりました。
そういえば、瀧本さんは報告の中で、「趣味が仕事で、仕事が趣味でその境界があいまいだ」というような発言をされていたのが印象深く感じています。苦しい仕事でも楽しみながら取り組むことが出来る、そのような今回の報告自体が瀧本教正という人のプレスリリースだったのではないでしょうか
最後に、テレビ放送のきっかけになるかもしれないプレスリリースというものが、特別なコネクションが無くても、誰でも行えるものであることに驚きました。ネットでの集客が主流だと思っていましたが、目から鱗でした。
みなさんもプレスリリースに挑戦してみてはいかがでしょうか?